2019年4月26日
アンティーク家具に囲まれた、RC造戸建て住宅のリノベーション。
長年暮らしてきた住まいを、これからのライフスタイルに合わせて、よりコンパクトで暮らしやすい空間へと改修しました。
今回のリノベーションでは、2階は結婚される子世帯の住まいへ、1階は既存の内装や造作をできるだけ生かしながら、将来の暮らしを見据えた間取りへと変更しました。
なかでもこだわったのが、アンティーク家具に調和するオーダーキッチンです。

アンティーク家具に似合うキッチンを
こちらのお宅には、長年大切に使われてきたアンティーク家具が数多く置かれていました。
そのため今回のキッチンづくりでは、単に機能的なキッチンをつくるのではなく、既存のアンティーク家具や住まいの雰囲気に自然になじむことを第一に考えました。
素材の質感や色、キッチンの存在感まで細かく検討し、重厚感のあるインテリアに調和するオーダーキッチンに仕上げています。
使いにくかったL型キッチンを、ダイニングの中心へ
1階の既存キッチンは部屋の隅に配置され、ダイニングから切り離されたような空間になっていました。
また、必要以上に大きなL型キッチンだったため、使い勝手にも不満がありました。
そこで、これまでキッチンとして使っていたスペースを寝室へ変更。
トイレ・洗面所・浴室への動線も見直し、将来の暮らしを考えた、無理のない生活動線をつくりました。
キッチンはダイニングへ移動し、暮らしの中心で使えるオープンなペニンシュラキッチンへ。
キッチンとダイニングを分けるのではなく、食事や会話もキッチンを中心に楽しめるよう計画しています。
「ダイニングテーブルを置かない」という暮らし方
リビングには大きなソファとティーテーブルがあり、今後はダイニングテーブルを置かない生活を選択されました。
そこで、キッチンカウンターそのものを食事ができるスペースとして活用できるよう、ペニンシュラタイプを採用。
カウンターに腰掛けて食事をしたり、料理をしながら会話をしたり。
これまでの「キッチン=調理する場所」という使い方から、食事やコミュニケーションも楽しめる場所へと変えています。
カトラリー用の引き出しもキッチン本体にビルトインし、必要なものをすぐ手に取れるよう収納計画にもこだわりました。

無垢オークと御影石。素材の質感を生かしたキッチン。
既存の床には、無垢のオーク材が使われていました。
長年使われているにもかかわらず傷みがほとんどなく、無垢材ならではの重厚感と美しい風合いが印象的でした。
そこでキッチンにも同じオークの無垢材を採用。
住まいにすでにある素材とキッチンの素材をつなげることで、新しくつくったキッチンでありながら、以前からそこにあったかのような一体感を持たせています。
カウンターには天然石の御影石を使用。
無垢オークの温かみと天然石の重厚感を組み合わせ、アンティーク家具にも負けない存在感のあるキッチンに仕上げました。
シンクはステンレスの手板金仕上げとし、GROHEのシャワー水栓と浄水器水栓を組み合わせています。

レンジフードにはアリアフィーナの特注色を採用し、細部までインテリアとの調和を図りました。
カップボードは、冷蔵庫と合わせてすっきりと
カップボードは冷蔵庫の色に合わせ、ホワイトの鏡面仕上げに。
一方、下台カウンターと吊戸棚の間にはブラック鏡面のキッチンパネルを採用しました。
ホワイトとブラックのコントラストによって、キッチンに明確な陰影が生まれ、空間全体が引き締まります。
キッチンパネルに設けたスイッチやコンセントは、あえてホワイトを選択。
必要な設備を見つけやすく、使いやすいよう、デザインだけでなく日々の使い勝手にも配慮しています。
今回のリノベーションは、住み慣れた大きな家をそのまま維持するのではなく、これからの暮らしに合わせて、住まいの使い方そのものをコンパクトに変えていく事例となりました。
私たちは、キッチンだけを新しくするのではなく、そこに暮らす人の生活や価値観に合わせて、キッチンの位置・サイズ・収納・素材まで一から考えるオーダーキッチンをご提案しています。
Y’s KITCHEN FACTORY URL www.yskitchen.co.jp
