モダンなペニンシュラキッチンとカップボード
2020年4月6日
リノベーションにより、新しくキッチンがメインのお宅が生まれました。
これまでは、昔からよくあるマンションの隅に暗く閉鎖的なレイアウトのキッチンでした。
それが今回、スケルトンにして、水回りの位置を一新出来たことで、理想通りのインテリアになりました。
その理想とは、キッチンの存在をメインに考えたインテリアです。
モダンなインテリアに合わせたモダンなキッチンですが、落ち着きを得られるよう、木目仕上げです。
重厚なカリンの床材に合わせて、ペニンシュラキッチンもグルっと木目で合わせています。
カウンターは、人工石のサイルストーンです。
人工石は人工大理石とは全く違います。
人工大理石は、アクリル樹脂で成形された文字通り人工物ですが、
人工石は、本物の鉱石を砕き、再接着化した物で、素材は天然で、加工を人工的に行った物です。
再接着する際に抗菌素材を練り込んでいる為、衛生環境を重視するキッチンのカウンターには最適な素材です。
但し、天然石特有の柄は見られない為、ワイルドさが欲しい場合は、天然石に軍配が上がります。
この人工石を15㎜の無垢で使っているので、薄いですが、丈夫です。
コンロの正面の壁、袖壁には、へアライン仕上げのステンレスを貼ってます。
水栓は本体と、浄水器器用の2本を立ち上げています。
ダイニング側は手掛けタイプの収納扉になっていて、スッキリとした仕上げです。
見て頂ければ分かるように、木目は一周グルっと通っています。
歩留まりが悪く端材が沢山出る為、費用は掛かりますが、襖絵のように印象は全く違います。
背面のカップボードも同じ木目で仕上げています。
節は少なく、木目なので、モダンな印象を持ちながらも暖かみや、リラックスを与える効果があります。
1つ1つの収納はシンプルですっきりとしていますが、場所ごとに段差を付ける事で、立体感を出しています。
凹凸感の無いスッキリとしたイメージにしたいか、立体感のあるイメージにしたいかご相談ください。
こちらも洗面化粧台もセットで納品しています。
通常、このサイズでダブルボールにはしないかもしれませんが、小さめのボールを置いてなら無理やりな感はありません。
朝シャンしないとか、ペットを洗わないとか、雑巾洗いや靴洗いは別の所でやるという事なら、むしろいい感じです。
洗面化粧台はキッチンと違い、縦木目にしていますが、どちらの目が良いかは、お好みでお作りします。
三面鏡との間を、大理石のモザイクで仕上げているので、照明による立体的な視覚効果が高い洗面空間になります。
Y’s KITCHEN FACTORY URL https://www.yskitchen.co.jp