夫婦それぞれのキッチン。。。神奈川県大和市60代マンションリフォーム
2022年10月1日
奥様もご主人も料理好き、だからそれぞれのキッチンを作りましょうというお話です。
ご主人様は、本格的な料理を週末振舞われるのが趣味で、その凝りようはストイックで朝から買い出し・仕込みと、一人で黙々と楽しまれる
為、外壁に面してのI型キッチンになります。
分厚いステンレスのヘアラインのカウンターに、業務用の強力バーナーの中華グリルと、Miele（ミーレ）のオーブンの組み合わせで、
その仕事を徹底サポート。吊戸棚の中も様々な種類の調理器具が出番を待っています。
業務用コンロを取り入れた方は多くいましたが、リクエストはご主人様のケースが多かったように思います。
形が大事なんです。男性は。
フライヤーやグリルを選ぶのもほとんど男性ですが、飲食店を経営されていて、試食品を作る為というケースも多かったように思います。
お料理教室をされる先生も多くいらっしゃいましたが、業務用は選ばれませんでした。
Miele（ミーレ）のオーブンは、他にもGAGGENAU（ガゲナウ）や、AEG（アーエーゲー）、ASKO（アスコ―）、VIKING（バイキング）
などの輸入機器を比較検討されましたが、御自分の私用にピッタリという事で選ばれました。
ヨーロッパ製は全てが200Vの設定の為、日本の家電製品100Vに対し、2倍の熱量で、1/2の調理時間と、まるでお鍋と圧力鍋ほどの違いが
あります。価格は高めですが、365日×10年使う事を考えてみると1日の金額差は6～20円となります。
又、国産製品の商品サイクルの早さと、部品保管期間の短さを考えると、割安に永くメンテナンス可能なヨーロッパ製品を選択する事は
間違っていないでしょう。
因みに、先日某国産ビルトインオーブンレンジが6年でエラー表示が出るようになり、メーカーメンテナンスで￥6万ちょっと掛かりました。
奥様の方のキッチンは、毎日家族の顔を見ながら料理したいので、対面式のペニンシュラキッチンに。
（因みに、アイランドキッチンは一周ぐるっと回れるキッチンで、ペニンシュラキッチンは、一片が壁に面しているキッチンの事を
言います。）
高強度で、抗菌剤の含まれている人工石のSILESTONE（サイルストーン）を選ばれ、ホワイトのフッ素塗装を施したステンレスシンクとの
組み合わせです。
奥様には必需品の食洗機は、こちらもMiele（ミーレ）を選ばれました。こちらも200Vの電力で強力に洗います。
反対側のダイニング面には、収納とマガジンラックを作っています。
この画像からも凝りに凝った無垢材加工の展覧会のような様子がチラリと伺えます。
それぞれ自分好みのキッチンの仕様を考えられましたが、ご夫婦の共通だった点は、水栓は浄水器付きが良いという事、
IHではなくガスコンロが良いという事、扉は高級素材である、ブラックウォールナットの無垢材が良いという事でした。
2台のキッチンを並べて置く為には、6畳分のスペースは優に必要です。
そんな広さも確保しつつ、2台分のキッチンの予算も確保しつつ、キッチンの正面のアール壁の向こうには、
向き合う形で大型冷蔵庫もちゃんと2台用意さている事にも、今更驚きです。