高級家具のような木のオーダーキッチンは、カウンターも天然石でこだわる

高級家具のようなキッチンは別荘にこそ相応しい。。。神奈川県足柄下郡箱根町60代戸建新築

これはまさしく高級家具のようなキッチンです。

無垢材のアイランド型のオーダーキッチン

別荘には心身ともにリフレッシュする為に訪れるものです。
リゾートホテルの滞在では料理をしたくなくても、別荘では簡単な料理はしたくなるようです。

森の中で木々に囲まれている自分が癒されていくのを感じながら過ごすには、キッチンも木製の方が良いですね。

四方框のこのキッチンの扉も、アルダー材の無垢材から作られています。
上品な木目で、ウォールナットほど暗くなく、チェリーほど赤くなく、チークに近い色合いが素敵です。

カウンターはコンロ側もシンク側も御影石です。
大理石のように酸に弱くなく、調理器具がゴツンと当たっても欠けにくい丈夫な素材です。
天然石の場合、キッチンには大理石よりも御影石が向いているというのはそんな理由からです。

天然石のキッチンカウンター

調味料のストックには、システムキッチンでもコンロ横にスパイスラックを作る事が普通ですが、
今回はカウンター上にシャッター式のスペースを作ってあります。
木製のシャッターなので、違和感なく存在します。
反対側には小さな引き出しを設置しています。

大きなボトル類はコンロ右の引き出しにビルトイン出来るようにしています。

吊戸棚は床からの高さが低いほど使いやすい為、カウンター作業にも問題ない位置で決めています。

ツマミ・ハンドルはアメリカのアイアン製品です。

家具のようなオーダーキッチン

シンクは一般的にはオーバーシンクとアンダーシンクの2種類があります。
オーバーシンクはカウンターの開口に上から設置するもので、
アンダーシンクは下から設置するものです。
なのでアンダーシンクはカウンターの厚みが四方見えるようになります。
それぞれ一長一短ありますし、カウンターとシンクの素材や好みで選んで頂きます。

アイランドキッチンのシンク

換気扇の照明も今はLEDとなり、非常に明るく、朝日のような色味です。

真下だけでなく壁面のタイルも照らす為、凸凹感のある素材の方が、より立体的に見えてきます。

キッチンの壁の仕上の参考画像

家具の上部の飾りをクラウンと言いますが、キッチンの吊戸棚の上部にも使用しています。
その為、キッチンというよりは、より家具に見えるようになる訳ですが、ただ真っすぐに取付するのは簡単ですが、
ワザと少し段差を付けます。それによってこのクラウンの立体感がより強調され、高級感や存在感が増していく事に繋がります。

サイズ的には一番小さいサイズが今回付いており、80㎜から100㎜位が多く使うサイズです。

レンジフードの上にも扉とツマミが付いていますが、普通に観音開きにもできますし、FIXのダミーツマミにもできます。
黒い虫が入りそうと思うならFIXで、メンテしやすいと思うなら観音開きでと、選んで頂けます。

高級家具のようなオーダーキッチン

極力装飾も付けず、アイアンと石と木の無垢材の存在感だけでこれだけのオーダーキッチンが完成しました。

素材感をとても大事にされるオーナー様にとってはあまり選択に悩まず、自然なゴールだったのだと思います。