オーダードアⅢ。。。神奈川県横浜市内
2019年4月19日
またまた折角なのでドアの続きを
一般的にはコストと工期の関係で刷毛とローラーを使って現場で塗装する事がほとんどだと思います。
ですがドアの塗装と1口で言っても、工場でのガン拭き仕上げの均一な仕上げもあれば、
刷毛目をわざと出した塗装、2色塗って削って下の色を所々出して経年での剥がれた感をわざと出した塗装等、イメージに合わせて方法を変えます。
欧米の住宅は住人が何度も塗り替える事で深みのある色合いのインテリアになっています。
1度塗って終わりではないと考えると、刷毛塗り仕上げの方がその後のメンテナンスにも手軽な気持ちで作業できるかもしれませんね。
そうやって長く手入れされた住宅が日本に増えて行くと素敵だと思っています。
艶も重要なポイントです。
艶々したのが良いか、マットな仕上げが良いか趣味が分かれる所ですね。
因みに艶無しが高くなるのは、元々艶のある塗料に艶消し剤を入れるからなんですよ。
ご覧のドアは、増築した部分を引戸で区切り、プライベートな空間としても利用できるようにしています。
その為にドア自体をオーダー製作し、部屋全体の調和が取れるようデザインしています。
もちろん開け放てば一体感ある空間としても利用できます。
美しいデザインされたドアは空間の装飾として考えられる良い事例だと思います。
正面に見えるマントルピースもデザインし、オーダー製作しました。
お手持ちの電気暖炉を組み込みながら、大理石で周囲を囲い、木と塗装により建物の形状を上手くデザインに取り込んでいます。
両側に開け放たれたドアが、そのマントルピースのインパクトを増複させていますね。
ドアの引手にカーテンタッセルを引っ掛けておくだけでもエレガントな印象を作る事が出来ますね。
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