オーダーキッチン|オーク材のペニンシュラキッチン|横浜市青葉区
2019年11月29日
マンションのスケルトンリフォームに合わせて、キッチンと背面のカップボードを一から設計・製作しました。
重厚感のあるオーク材の四方框扉に、ゴールドのハンドルを組み合わせることで、クラシックな趣を感じさせながらも、現代の住まいに馴染むキッチンに仕上がっています。

オーク無垢材×ゴールドハンドル。家具としての存在感を
今回採用したのは、オークの無垢材を使った四方框の扉。
木そのものの質感や表情を楽しめる無垢材は、年月を重ねることで少しずつ風合いが変化していくのも魅力のひとつです。
そこにゴールドのハンドルを組み合わせることで、シンプルなキッチンとはまた違った、落ち着きと品のある表情をつくりました。
ハンドルやツマミを付けず、扉をフラットに見せるシンプルなデザインも多い一方で、ハンドルの形状や素材によってキッチン全体の印象は大きく変わります。
もちろん、ハンドルやツマミには、衣類が引っ掛かる、長年の使用で緩みが生じる可能性があるなど、使い勝手の面で考慮したい点もあります。
それでも、手を掛ける場所としての使いやすさに加え、キッチンのアクセントとしてデザインを楽しめるのもハンドルの魅力。
機能だけでなく、住まい全体のインテリアとのバランスを考えながら選ぶことが大切です。

「見せすぎない」ペニンシュラキッチン
キッチンは、いわゆるペニンシュラ型。
リビング・ダイニング側に対して完全にオープンにするのではなく、コンロ・換気扇まわりに壁を設けています。
キッチンをオープンにすることで開放感を得られる一方、コンロまわりをあえて壁で囲うことで、調理中の煙やにおいがダイニング側へ広がりにくくなるほか、調理スペースを視線から適度に隠すことができます。
さらに、この壁を活用してダイニング側にエアコンを設置したり、カウンターに小物を置いたり、壁面をディスプレイスペースとして使ったりすることも可能です。
「キッチンをすべて見せる」のではなく、見せる場所と隠す場所をバランスよくつくる。
そんな考え方から、このレイアウトを採用しました。
水栓はストレートタイプでモダンな印象に
水栓金具には、一般的なグースネックタイプではなく、角のあるストレートタイプを採用。
オーク無垢材の重厚な雰囲気に対して、直線的な水栓を合わせることで、全体がクラシックに寄りすぎず、すっきりとしたモダンな印象にまとまっています。
素材や形状の組み合わせによって、同じオーダーキッチンでも印象は大きく変わります。
カウンターにはサイルストーンを採用
キッチンカウンターには、鉱物を主成分とするサイルストーンを採用しました。
耐久性に加え、日常のキッチンで求められるメンテナンス性にも配慮できる素材です。
天然木の扉と石のカウンターという異なる素材を組み合わせることで、それぞれの素材感を楽しめるキッチンになっています。

キッチンの内側は「掃除のしやすさ」を優先
キッチンの内側は、外側の四方框扉とは異なり、フラットな形状の扉を採用しました。
框の凹凸が少ないため、汚れやゴミが溜まりにくく、日々のお手入れがしやすい仕様です。
一方、背面のカップボードは、キッチン本体とは異なる考え方でデザインしています。
キッチン本体は「調理する場所」だからこそ掃除のしやすさを重視し、カップボードは「収納する家具」としての見た目や使い勝手を重視する。
同じ住まいの中でも、それぞれの場所で優先したいことは異なります。
オーダーキッチンでは、こうした細かな使い方の違いまで考えながら、仕様を決めていくことができます。
機器が交換できることを前提に、永く使えるキッチンへ
キッチンに使われているものの中には、長い年月の使用によって交換が必要になるものがあります。
特に食洗機やコンロ、レンジフードなどの機器類は、いつか交換する時期が来ることを想定しておく必要があります。
だからこそ私たちは、機器類以外の部分は、できるだけ永く使える素材とつくりを選ぶことが大切だと考えています。
天然の無垢材、石、鉄、ガラスなど、年月とともに味わいが増していく素材を取り入れ、機器類は必要に応じて交換する。
「すべてを永久に使う」のではなく、交換するものと、永く使い続けるものを分けて考える。
それが、キッチンを家具のように長く愛用していただくためのひとつの考え方です。
今回採用したミーレの食洗機も、メンテナンスをしながらできるだけ長く使うという考え方に共感して選定しました。
キッチンは、住まいの中で毎日使う場所。
だからこそ、完成した瞬間だけでなく、何年、何十年と使い続ける時間まで考えてつくることが大切だと考えています。
オークの無垢材が少しずつ風合いを増し、暮らしの記憶とともに馴染んでいく。
そんなふうに、永く愛着を持って使っていただけるキッチンになればと思います。
Y’s KITCHEN FACTORY URL www.yskitchen.co.jp