キッチンリノベーションで料理を楽しく!パーツ交換から間取り見直しまで紹介
キッチンリノベーションでキッチンが変わると、億劫に思っていた食事の支度もちょっと楽しみになります。
でも『キッチンリノベーション』と聞くと、リフォームとどう違うのか、どのように変わるのか、気になったことはありませんか?
この記事では、キッチンリノベーションについて・リノベーションでできること・実際の施工例のビフォーアフターなどを紹介します。
環境や家族の変化・経年劣化などの理由でキッチンを一新しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
キッチンリノベーションとは
『キッチンリノベーション』とは、キッチンの設備の交換工事のことです。
似た言葉の『キッチンリフォーム』は、新しいシステムキッチンへの入れ替えや壁紙の貼り替えなど、小規模なもので、新築と同等かそれ以下の性能になる工事です。
一方キッチンリノベーションは新築時以上の性能になる工事で、以下のような3種類があります。
- パーツや設備を交換する小規模な工事
- キッチン本体を丸ごと交換する中規模な工事
- キッチンを間取りから見直す大規模な工事
マンションの場合は、リフォームやリノベーションに対して制限や規約がないかどうか、管理会社や組合に確認を取る必要があります。
マンションリノベーションに慣れている会社に依頼すると、手続きや申請作業がスムーズに進むことが多いためため、相談してみましょう。
キッチンリノベーションは、これまでキッチンを使いながら感じてきた不満を解消してグレードアップするため、住まいのリノベーションの中でも人気が高めです。
【小規模】工事で交換できるパーツ
劣化したパーツや設備の交換は、小規模なキッチンリノベーションで行えます。
交換できるパーツや設備の一例を具体的に紹介します。
ガスコンロ・IHの交換
ガスコンロ・IHが劣化したり不具合が起こったりした場合の交換は、リノベーションで行います。
ガスコンロ・IHの交換時期や不具合の目安は以下の通りです。
交換時期 | 交換時期の症状 | |
---|---|---|
ガスコンロ | 設置後8年以上 | 火が付かない 勝手に火が消える 炎の変色・火力が調整できない ガス臭い 異音がする 鍋にすすが付く |
IH | 設置後10~15年 | 電源が入らない 天板のガラスのヒビや亀裂・割れ・摩耗 ブレーカーが落ちる 温度調節ができない 異音がする 吹きこぼれが本体に入ってしまった |
ガスコンロは、使用開始後2~5年程度であれば部品が手に入りやすいため修理がおすすめですが、それ以上経つと部品がなかったり修理費用が高額になったりする場合があります。
本来の寿命は10年程度ですが、買った方が安いケースもあるため、使用開始から8年以上経っていれば交換してもいいでしょう。
IHは、重い鍋による衝撃や掃除の際に強い力をかけると割れるため、普段から一点に重さを集中させないような注意が必要です。
ガスコンロも不具合や経年劣化を放置して使い続けると火災を起こす危険性があります。
キッチンは火気使用室と定義されています。コンロやIHを安全に使用するためには買い替え時に注意しましょう。
ガスコンロからIH・IHからガスコンロに変更
ガスコンロからIHへ、またはIHからガスコンロへ交換するような、性能の違うパーツに交換する場合は、配管工事が必要になる場合があります。
ガスコンロからIHへ交換する場合、IHの設置作業の他にガス栓を閉栓して、電気を使う為の配線作業が必要です。
IHからガスコンロへ交換する場合は、ガスコンロ設置の他に、ガス管の敷地内への引き込み工事と、ガス機器の取り付け工事などが必要となります。
IHからガスコンロへ変更する際はかなり高額になるため、見積もりを依頼することをおすすめします。
レンジフード・換気扇交換
最近のレンジフードは、掃除しやすいスリム型や便利な機能を持つものなど種類が豊富で、リノベーションで交換できます。
そしてレンジフードにも経年劣化や寿命があります。10~15年程度の稼働が推奨され、それ以上は作動しているように見えても性能が落ちていることがあります。
レンジフードから異音がしたり、振動していたりする場合は交換時期です。
水栓交換
水栓は定番の蛇口からホース付き・タッチレス・食洗機用分岐水栓付きなど、多種多様なものがあります。
水栓は交換前と同様の種類への交換であれば費用も高くなりませんが、違う種類の水栓に変更する場合は穴を広げたり塞いだり、穴の移動や電源の移設などで費用が高くなります。
水栓の寿命は10年ほどで、経年劣化が進むと以下のような不具合が起こってきます。
- レバーハンドルが硬くなる・操作しづらい
- 蛇口がぐらつく
- 水を出すと高い音がする
- 根元から水が漏れる
水まわりのトラブルは周辺に悪影響を及ぼすため、対応や交換は適切に行いましょう。
【中規模】キッチン交換で選ぶ3種類
中規模のリノベーションの場合、交換前と同じサイズのキッチンを丸ごと交換する工事になります。
キッチンの寿命は10~20年といわれていますが、パーツ・設備交換が複数個所あったり、食洗機をビルトインしたかったりする場合は、キッチンごとの交換がおすすめです。
ここではキッチン交換で選べる3種類について紹介します。
システムキッチン
システムキッチンはガスコンロ・シンク・換気扇など全ての設備が一体化されているキッチンです。
規格やサイズがある程度決まっているため、使いやすいキッチンが手軽に見つかり、規格が合えばカスタムも可能です。
交換前よりグレードを上げることができるため、新しくなるだけではないところが魅力です。
セミオーダーキッチン
セミオーダーキッチンは、基本的な仕様は決まっていて、デザインを部分的にオーダーできるキッチンです。
システムキッチンよりも選択肢が広く、家に合わせてカラーやサイズが変えられるため、好みに近いキッチンが作れます。
「一から作り上げるのは大変そう」「迷い過ぎて決められない」「コストを押さえたい」という人におすすめです。
フルオーダーメイドキッチン
フルオーダーメイドキッチンは、サイズやデザイン・ガスコンロやシンクの組み合わせが自由に選べるキッチンです。
キッチン専門のメーカーが依頼主の希望に沿って作るもので、日本の規格に合わない外国製の食洗機やオーブンなどをビルトインしたい場合はフルオーダーメイドがおすすめです。
自分だけのこだわりのあるキッチンが実現できるのが大きな魅力です。
【大規模】キッチンの間取りやサイズを見直す
キッチンを移動したり、キッチンのレイアウトやサイズなどを変更したりする場合、配管や配線の変更が関わってくるため大掛かりな工事になります。
大規模なキッチンリノベーションでできることを紹介します。
クローズド・オープン・セミオープン
キッチンの間取りを見直すと、リノベーション前とは違うキッチンレイアウトが可能です。
キッチンの間取りには以下の3種類があります。
クローズドキッチン |
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オープンキッチン |
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セミオープンキッチン |
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収納スペースをもっと確保したい場合は、クローズドキッチンがおすすめです。
小さな子どもがいる場合はオープンやセミオープンで対面式にすると見守りながらの調理が可能です。
デザイン性の高いキッチンでおしゃれに演出したい場合は、セミオープンが適しています。
間取りを変える理由がある場合は、大規模なリノベーションになるでしょう。
I型キッチン(壁付けキッチン)
I型キッチンはコンロ・シンク・作業スペースが一列に並ぶストレートな形状の、狭小な住宅に適した一般的なレイアウトです。
壁に付けて設置するタイプのため壁付けキッチンとも呼ばれ、本体価格は他のキッチンレイアウトに比べると低めです。
しかしクローズドキッチンにすれば収納力が上がり、壁に付ければ解放感溢れるオープンキッチン、壁に付けなければ対面式と、アレンジのしやすいレイアウトです。
Ⅱ型キッチン
Ⅱ型キッチンはコンロとシンクが2列のキッチンに分かれたレイアウトで、一方をアイランド型にすることでオープンキッチンにも対応できます。
他のレイアウトからⅡ型キッチンへリノベーションする場合、広めのスペースの確保が必要です。
2列のキッチン両方に収納が確保できるのと、壁付け側に吊戸棚を付けたり壁を活用することで収納を増やせるため、キッチンを整頓してきれいに見せたい場合におすすめです。
L型キッチン
シンクとコンロがL字型に分かれて配置されているL型キッチンは、作業動線が短いため使いやすく、人気のレイアウトです。
コーナーがデッドスペースになりがちのため工夫が必要ですが、本体価格はI型キッチンの次にリーズナブルです。
広い設置スペースが必要ですが、両面を壁につけてオープンキッチンに、片面を壁付けにして対面式にするなど、好みで配置できます。
U型キッチン
コの字型キッチンとも呼ばれるU型キッチンは、壁付け、対面、カウンターの3面で構成され、コンロ・シンク・作業台を自由に配置できます。
調理スペースが広く複数人での調理にも向いていて、料理好きに人気のレイアウトです。
作業スペースも収納も多く確保でき作業しやすいですが、広いスペースが必要でリノベーション費用も高めのため、導入前に慎重な検討が必要です。
アイランド型キッチン
アイランド型はどの辺も壁に接していない、完全に独立したレイアウトで、リビングにいる人とのコミュニケーションがとりやすく、おしゃれに演出しやすいキッチンです。
一方、作業中の手元が丸見えで周りに水はねや油はねなどが生じやすく、収納が確保しにくい・広いスペースが必要などの注意点があります。
しかし複数人での調理に向く、ダイニングテーブルをくっつけたり2列型にするなど自由な設計が可能、解放感がある、配膳が楽などのメリットも多いです。
ペニンシュラ型キッチン
『半島』という意味を持つペニンシュラ型は、キッチンの端のどちらかが壁についている対面型のレイアウトです。
オープンやセミオープンに向いていて、小さな子供の見守りが必要な家庭に人気ですが、収納スペースを確保しにくく、水や油のはねや匂いの拡散が気になります。
アイランド同様、手元が見えるのが気になる場合、腰壁を設置すると対策になり、室内窓をつけたりカウンターをつけたりすることでおしゃれに演出できます。
おしゃれなキッチンリノベーション・ビフォーアフター事例3選
ワイズキッチンファクトリーによるリノベーションの施工例を紹介します。
小規模から大規模まで紹介するため、楽しみながらご覧ください。
輸入機器満載のL型&アイランドキッチン
https://yskitchen.co.jp/blog/news82.html
https://yskitchen.co.jp/blog/news133kittin-yunyuukiki.html
ワイズキッチンファクトリーが得意とする、欧米の輸入機器類の導入を存分に発揮させていただいた、機械好きの男性にもご満足いただけるキッチンです。
- 水栓・ソープディスペンサー……KOHLER(コーラー)
- クックトップ・ウォールオーブン……VIKING(バイキング)5口ガスコンロ
- 食洗機……ASKO(アスコ―)
- 冷蔵庫……Amana(アマナ)
輸入器機のメリットは故障してもパーツが残っているため修理に心配がなく、長期間の使用が可能な点です。
これだけの機器類を採用しながら、清潔感のある白と濃いウォールナット・天井装飾やシャンデリアなどで、美しくインテリア性の高いキッチンにまとめ上げられています。
ハワイの風が薫るキッチン
https://yskitchen.co.jp/blog/news104.html
元々はキッチンとリビングの間に間仕切り壁があり、食堂のおかみさんの調理姿がちらりと覗けるような、シンクの前だけ開口している独立型の間取りでした。
ハワイ好きの依頼主様が「旅行先から持ち帰ったキャビネット3台を使って何とかしてほしい」とのオーダーを頂いてのリノベーションです。
壁を取り払い、キャビネットを並べて大理石のワークトップでペニンシュラ型に。実はキッチンの並びにミーレの洗濯乾燥機もビルトインしてあり、家事効率が上がっています。
シェル型のつまみやタオルバーなど依頼主様の嗜好に寄り添い、細かいところまで統一できたのが嬉しい施工でした。
変形キッチンとアイランド
https://yskitchen.co.jp/blog/news84.html
外観は100年以上の築年数の、お屋敷と呼ぶに相応しい純和風家屋ですが、現代人が求める機能性とインテリア性の高いこのキッチンを見ると、内観とのギャップに驚かされます。
開放的な変形キッチンと回遊的なアイランドとのレイアウトで、料理に関わる全ての人が誰といてもぶつからない動線確保ができました。
訪問者が多くても問題のない「和気あいあい」が想像できるキッチンですが、間取り変更をする場合には細心の注意が必要です。
このような大規模かつ繊細なキッチンリノベーションを成功させるためには、経験豊富なキッチンメーカーを上手に選びましょう。
まとめ
キッチンにおいての大胆な間取り変更はリノベーションの真骨頂です。
しかし排水管や水道・ガス管・電気配線などの移動や設置が必要となるため、一ヶ所の業者で済ませられない場合があります。
オーダーキッチンの経験や実績と、建設業許可を取得している信頼性を併せ持つキッチンメーカーに依頼すると、キッチンリフォームに関わる複数の工事を一ヶ所でスムーズにすり合わせができるため、おすすめです。
また、欧米をはじめとする海外製の輸入機器類の導入・交換には、それを得意とするキッチンメーカーによる知識や経験も必要です。
ワイズキッチンファクトリーはそのどれも兼ね備えたキッチンメーカーであり、永く愛着の持てるインテリアとしてのキッチンを皆様に提供しています。
横浜・東京でオーダーキッチンをお考えの方はワイズキッチンファクトリーでのオーダーをぜひご検討ください。
まずはお気軽なご相談をお待ちしております。